■すばらしき「生活学問」、家政学。
「どうして数学や歴史を勉強しなければいけないのか?」と子どもから聞かれたら、明確に答える自信がありません。
したほうがいいのはあたり前のことですが、確かに、大人になった今、生きて行く中で「直接」役にたっているかと問われると、微妙です。
ものの考え方や解決の仕方、コミュニケーションの中で、数学で学んだことが間接的に作用しているとは思いますし、何よりも「苦しいこと、覚えたくないことを頑張って勉強した」という事実が自信や忍耐力、集中力を養うのに意味があったとも言えます。
でも、学校で習う教科の中で、「家庭科」はちょっと別格です。
生きて行く中で、直接役に立つことの宝庫です。
中学のとき家庭科の授業で覚えた「効率的な野菜の切り方」というのを、今でもよく記憶しているのですが、これは単に「料理をするときの手法」という意味でなく、ものごとを効率的に、いかにスピーディに、でも丁寧に行うか、という、もっと広範囲の生活の知恵につながっていきます。
数学にだってもちろん同じ側面はあるわけですが、家庭科との決定的な違いは、表に見えるものが無機質だったり難解だったりする、ということです。
家庭科に対してこの種の「拒否反応」示すことはあまりないです。
それはやっていることの意味と結果が目にはっきり見えるからなんですね。
このサイトではそんな「家庭科」を含む、より科学的な学問の世界「家政学」について、その魅力と意義について考えていきたいと思います。